造血幹細胞移植(stem cell transplant)生着まで

今までの化学療法で寛解を得られたが、そもそもT-LBLは悪性度が高く再発する可能性も高いので更に強度の強い治療である造血幹細胞移植を行った。俺は幸運なことに兄弟と白血球の型であるHLAが一致したので、末梢血幹細胞移植を行うことになった。

 

方法

前処置と呼ばれる大量化学療法と全身放射線で患者の造血幹細胞や免疫細胞を破壊する。その後ドナーの造血幹細胞を輸注により患者に移植し、体内で血球を作り出すのを待つ。

 


入院24週目

再入院する。整形外科で坐骨神経痛だと言われる。移植には問題なしとのこと。

 

入院25週目

主治医から造血幹細胞移植の説明を聞く。CVカテーテルを挿れる。前処置エンドキサン(2日間)。めっちゃしゃっくりが出た。2日目がきつい。ひたすらトイレに行って早く薬を出すことが大切。夜も時間関係なくトイレに起きるのでその度にうがい。既に食事はゼリーと飲み物だけ。

 

入院26週目(4月)

前処置全身放射線(3日間)。8:00頃に病室を出発し放射線科へ。頭の方約40分、足先の方約15分放射線を浴びる。午後は15:00くらいに同様の流れで放射線を浴びる。午前中はまあまあ元気だが、午後はだるいし気持ち悪くなった。

 

day0 移植当日。アレルギーなどは出ずに輸注は無事終了。原因不明の痛みが足の脛辺りに。輸注に3時間くらいかかった。既に口内は乾燥し始める。

day1 下痢になる。メソトレキセート 2時間くらい氷を舐め続けた(クライオセラピー)。口内炎が出来にくくなるらしい。冷たい。

day2 口が開きにくくなる。

day3 メソトレキセート クライオセラピー 口と足痛い。

day4 飲み込みにくい。血小板輸血。やっと下痢止め使える!

day5 グラン(白血球を増やす薬)。髪が抜け始める。

day6 メソトレキセート クライオセラピー 血小板輸血。

day7 グラン。

day8 グラン。血小板輸血。喉と口の痛みがかなり強くなってきたので医療用麻薬を使用開始。最初は低濃度から始めるので効かず。

day9 グラン。血小板輸血。わずかに白血球が増え始める。生着が近づくとむくむので利尿剤を打たれる。麻薬使っても足の痛みは和らがず。

day10 グラン。利尿剤。

day11 グラン。血小板輸血。発熱(38℃前後)したのでカロナール飲む。利尿剤。

day12 白血球ある程度あるのでグラン終了。赤血球輸血。熱下がらず。利尿剤。

day13 好中球の数が500/μlを3日間連続で超えたので生着確定。day11が生着日。熱は下がらずカロナールとか解熱剤使うけどあんまり意味ない。利尿剤。

 

生着までの感想

 末梢血幹細胞移植だったので生着までが割と早かった。幸い感染症にもならなかったので熱が上がっても38℃くらいまでで済んだ。とは言っても前処置は結構体にダメージがあって、下痢と怠さが抜けるのには普通の化学療法よりも時間はかかった。一番キツかったのは謎の足の痛みで、MRI撮っても原因が分からず。ピーク時には泣きながらシャワーを浴びた。1ヶ月くらい経って、なぜか自然と痛みの波が緩やかになっていき、結局のところ痛みはなくなった。

 

アドバイスとか

 気を付けた方が良い詳しいポイントはこちら。

tlblall202u.hatenablog.jp

 

 これにも書いたけど、しんどくても手洗いうがいと歯磨きをちゃんとやる事に尽きる。どうせトイレで長い時間寝られない時期が続くので、逆に短いスパンでうがい出来ると考えて過ごしてた。吐き気が少ない場合は毎日胃の中、腸の中に何か入れた方が良いと思う。

 

生着してからはこちら。

 

tlblall202u.hatenablog.jp