あれ？何読んでたっけ、、
今更ながら、ふと思ったので記憶を辿ったり本棚(そう呼べるほど立派ではない)を漁ったりしながら記憶を掘り返してみる。
一応説明的な
入院中に読むべき本でもないし、おすすめするわけでもありません。何か学びのあるコンテンツではなく「こういう本読みましたよー」っていう紹介です。あとこのブログ読んで、「こういうのもおすすめですよー」とか教えてくれたら嬉しいです。
それではつらつらと書いていきます。
1. 世界の終わりとハードボイルドワンダーランド(上・下)/村上春樹
 |
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド（上）新装版 (新潮文庫) 新品価格 |
ハードボイルドにあこがれていたので読んだ。入院初期で抗がん剤を入れていないとても元気なときに読んだ気がする。入院前だったかな。記憶があいまいみーまいん。
2. やがて哀しき外国語/村上春樹
 |
新品価格 |
これは確実に入院中に読んだ。抗がん剤を入れる直前まで読んでて、治療が始まったら全く読む気がなくなってしまったから覚えている。一気に集中力とやる気が失われるよね抗がん剤。でも薬が抜ければある程度回復する。
3. 昆虫 驚異の微小脳/水波誠
 |
新品価格 |
入院初期の生検とか何やらしているときに読んでた。関連分野だったので一応修士入る前に読んでたから、気になるところだけだった気がする。机の上に置いておくと結構先生方は気づいてくれて、こういう感じの研究してますーっていうコミュニケーションに使えた。水波先生は北大の教授
4. 新版 動的平行/福岡伸一
 |
新品価格 |
父親が買ってきてくれた本。多分病院のコンビニには売ってなさそうで俺の興味のありそうな本を選んでくれたのだろう。読もうと思ったら寛解導入療法始まってそれどころではなくなってしまった。福岡先生は青学の教授。
5. 本当はちがうんだ日記/穂村弘
 |
新品価格 |
寛解導入療法が終わって、地固め療法辺りの調子が良い時に読んでた。地固め療法の前は活字を読む体力すらなくて、新書とかむり、小説もむりってなってた。でも何か読まないと本をもう一生読めなくなる気がしていた。そんなときお見舞いに来てくれた大学の同期で当時まだ大学生をやっていた友人がこの本を絶賛していて、エッセイだし読みやすそうだと判断して購入。1ページくらいで話が終わるし、内容も肩ひじ張ったものじゃない。寧ろだらけているような、しょうもないことも多く書いてあるので、かなり救われたというか楽しめた。教えてくれてありがとう。
6. 世界音痴/穂村弘
 |
新品価格 |
教えてもらったのはこっちだったかもしれない。エッセイにはまったのか穂村弘にはまったのかは不明だが、この人の本をひたすら読んでた地固め療法とサンクチュアリ療法の時期。
7,8. にょっ記、にょにょっ記/穂村弘
 |
新品価格 |
 |
新品価格 |
これも読んだ。こうやってぬるっと生きていく感じの内容が入院中には焦らなくていいのかもしれない。
9. カンガルー日和/村上春樹
 |
新品価格 |
村上春樹再登場。エッセイで文章を読めるようになってきたのでショートショートの小説に挑戦。ただ、入院中に完読しなかったと思う。ちなみに村上春樹は風の歌を聴けとノルウェーの森が好きです。村上春樹が好きだと言うと、まあまあな確率で相いれないという人が出現するんですけどどうですか。好きな人はこっそり教えてください。
10. がん哲学外来へようこそ/樋野興夫
 |
新品価格 |
タイトルを見たとき、NHKへようこそか！ってツッコミつつ購入した。移植前の退院のとき、半年以上ぶりに本屋さんに行ってテンション上がって3冊くらい買ったうちの一冊。がんになったから買った本第一号。移植前に一気に読んだ。
11. 好きなことで生きていく/堀江貴文
 |
新品価格 |
きっと抗がん剤の副作用で購入してしまったに違いない。オンラインサロンへの入会者を増やすための本。でも言ってる内容自体は確かにその通りだなって感じではある。考えて何もしないよりはとりあえずやってみろ、という極めて当たり前のことが書いてある。ホリエモンのことは嫌いではないけど、この本を特におすすめするわけでもない。
12. 「語源」を知ればもう迷わない！大人の語彙力を面白いように使いこなす本(青春新書プレイブックス)
 |
「語源」を知ればもう迷わない！大人の語彙力を面白いように使いこなす本 (青春新書プレイブックス) 新品価格 |
これも抗がん剤の副作用で買ってしまった本。副作用の影響で全く面白くなかったし、すげー読みにくかった。副作用の影響で。
番外編
いまいちな評価で終わるのもちょっといやなので。活字ではないけど。
ONE PIECE/尾田栄一郎
 |
新品価格 |
言わずと知れた少年漫画。ワンピースの連載が終わる前に死ねなかったので、治療のモチベーションの一つだった。抗がん剤と放射線やってしんどい時は、インペルダウンでマゼランの毒に打ち勝つためにイワンコフにホルモン打たれて、ワーーー！！ってなっているルフィと重ね合わせて乗り切った。入院中に読んだのは何巻でどんな内容だったかは忘れたけど、買ってきてもらったのを覚えてる。入院中に2巻出た。
入院中に読んだ本は以上です。思ったより多かった。もっと読んでる人はいそうだけど、俺はこれでも頑張った方だと思う。えらい。もっとヘロヘロで読んでないかと思ったけど、ヘロヘロだったのは寛解導入療法と前処置直後くらいでそれ以外は割と本読んだりゲームしたりアニメ観たりできてたな。
おすすめの本(小説、新書、ビジネス系、自己啓発系なんでも)あったら教えてください。気が向いたときに読みます。と言いつつ、自分がおすすめの本を書いていないことに気が付いた。そのうち書くかもしれません。
それでは。
