骨髄移植のコツ!その1 種類

骨髄移植は新しい治療法の進歩により造血幹細胞移植(Stem Cell Transplantation/SCT)と呼ばれるようになってきている。造血幹細胞移植には現在3通りの方法がある。

2018/08/26更新

 

1 骨髄移植

ドナーの腰の骨に注射を刺して骨髄を抜き取って集め、患者に移植する方法。ドナーが全身麻酔をする必要がある。一番始めに確立された方法。

 

2 末梢血幹細胞移植

ドナーに造血因子であるG-CSFを数日かけて投与することで、骨髄から末梢血中に多量の造血幹細胞が循環してくる。これを透析により必要量集め、患者に移植する。ドナーは1週間程入院する必要があるが全身麻酔は不要である。骨髄細胞より分化、成熟傾向にある細胞が多いためGVHDが骨髄移植よりも出やすい。生着は比較的早いとされる。

血液型が同じ場合は約1リットル程、血液型が異なる場合は処理後約100ミリリットル程の骨髄を輸注することになる。これは骨髄移植も同様。

 

3 臍帯血移植

赤ちゃんのへその緒の中に存在する血液である臍帯血を移植する方法。細胞は未分化で増殖能が高いため他人の体内ですくすく育つ。HLAの型がフルマッチでなくても移植可能。へその緒から採取できる血液の量が限られているので患者に体重制限がある。一番新しい方法。生着には3つの方法の中で最も時間を要する。GVHDは比較的出にくいとされている。

 

造血幹細胞移植の成功には白血球の血液型であるHLAがドナーと患者で一致している事が重要。HLAが一致する確率は同じ両親の兄弟間で1/4、他人同士では数百〜数万分の1である。親族でHLA一致の適合者がいない場合は骨髄バンクや臍帯血バンクに登録しドナーを探す。

 

参考

造血幹細胞移植とは:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]