骨髄移植のコツ!その3注意点

 前処置で造血細胞が破壊され、白血球数が0になってから生着するまで患者の免疫機能は無いようなものなので、その期間を乗り越えることが第1の目標となる。患者は移植室と呼ばれる空気中の塵や埃が非常に少ない部屋で移植に臨むことになる。

2018/08/26更新 

 

移植生活をなるべく快適なものにするための(俺が気を付けてた)ポイント

1、手洗いうがいの徹底

 移植を受ける段階で入院患者レベルも上級に達しているおり身に付いている人も多いと思う。血液がん患者の基本中の基本。ご家族や面会者の方も今一度徹底してくれると患者も安心する。口内の保湿の為にも、うがいはトイレに行った時についでにするなど、移植前〜生着まで徹底して行なえば口内炎や喉の痛みがかなり違ってくると思う。

 

2、1日5度の歯磨きと口内保湿剤の使用

 抗がん剤放射線で粘膜組織がダメージを受ける。放射線を浴びた辺りから唾液が出にくくなり口内が乾燥してくるので起床、朝昼晩、就寝前の歯磨きと口内保湿剤を早めに使用すると良い。乾燥すると口内炎が出来やすくなる。

 

3、食事

 白血球がなくなってくると病院食が加熱食になる。免疫抑制剤の使用が始まったらグレープフルーツなどの一部の柑橘類が禁止となる。

 喉の痛みや食欲不振でゼリーのような流動食しか食べられない、或いは何も喉を通らない時期が続くが、それでも何か消化器系に食事を通しておくと回復してからの固形物の摂食がスムーズにいくと思う。腸内細菌叢がボロボロになっていると予想されるので、細菌のバランスを早く戻すためにも少しでも食べられるなら食べたほうがいい。俺は気合でゼリーと牛乳を飲んでた。栄養の補液には脂肪が少ないらしいので。

 

4、日頃の口腔ケア

 口腔内は体の部位の中でも非常に細菌の数が多い部位である。普段はなんともなくても、化学療法中や移植時は免疫機能が落ちる為、口内炎が出来やすくなる。口内炎が悪化すると摂食が困難になったり、感染源となったりして重体になることも。予防として移植前に歯科衛生士さんに歯石を取って貰ったり、歯医者さんに虫歯や磨きにくい親知らずを抜いて貰ったりする。口腔ケアに関しては病名が診断されてからだと出来ることが限られてくるので、悪性リンパ腫白血病などになる前に虫歯の治療や口内クリーニングをしておくことが望ましい。俺は移植前に親知らずを1本抜いた口。

 

5、便のコントロールと肛門

 抗がん剤には便秘になりやすいものもあり、便を柔らかくする薬(酸化マグネシウム)を処方される。便が固くなると肛門が切れやすくなり、そこが感染源になることもあるので水分をしっかり摂り、薬でコントロールする必要がある。また、移植後は抗がん剤放射線GVHDの影響でほぼ確実に下痢になるので、早めに感染の有無を確かめて貰って下痢止めを使った方が良い。あと、トイレに流せるおしり拭きは重宝した。毎回アズノールボラザGなどの軟膏を塗ることを忘れずに。また下痢には消化酵素が含まれているので一回のトイレで細かくウォシュレットをした。 

 

番外編

 いざ移植前になるとやっぱり怖いなって思うことはあると思う。以前より設備や環境が良くなっているとはいえ、リスクのある治療であることは間違いないし、治療中のつらさを聞いてたりすると今ならまだ逃げられるか…という考えが頭をよぎる事もあるかもしれない。CV刺さったまま外に出たところで冷静になった後で病院に戻らなくちゃならないけど。

 ただ、どうせつらい治療をやるならセルフケアにベストを尽くして治療に向き合った方が後悔は少ないだろうし、感染の可能性も減らせるだろう。周りにしてもらえる事と自分でどうにかする事を区別し、自分でやると決めた事は自分でやる。って感じでちょっとカッコつける感じで自分を鼓舞するのも大切かなと。

 あとノートに怖い〜とか良くこんな頭おかしい治療考えたなとか書いてた。頭おかしい治療のお陰で今ブログ書いてる。